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2008年 02月 02日

なま

スティル|アライブ
東京写真美術館で行われているグループ展をみてきました。知らない映像作家と美術家の二人、それからずっと写真家だと思っていた実は美術家の屋代敏博さん、写真家の大橋仁さんらのグループ展。
それぞれ四人ずつ部屋が分かれてて映像→屋代→大橋仁→美術家インスタレーションという順番で順路がセッティングされていた。映像は特に何もおもしろくなし。薄暗い中白い壁に二つのプロジェクターからそれぞれ異なる方向にイメージを投影、スピーカーからはポンだのピーだの聞こえてきて、うーんもういいやという感じで屋代さんの部屋に移動。

以前から色んな写真雑誌で見たことがあり、てっきり写真家だと思ってたけど、どうやら美術家らしい。なるほど確かに写真のコンセプトよく考えてみると現代アーティストっぽい。上の屋代さんのリンク辿ってみていただけると分かると思うけど、クルクル~と被写体が回っとるわけです。小学校の授業や高校の授業、卒業式に潜りこみ(きちんとアポとってアートプログラムとして)撮影しまわっているようです。会場内では撮影の様子のDVDが流されていて真面目なかんじで学校と接し、ファンキーに生徒と接しながら撮影行ってました。雑誌で初めて見たときのインパクトは凄かった!また面白いところ付いてくる人が出てきたなと。写真ってまだまだ表現方法あるんやなと、思ってました。でも今回の展示見て感動しなかったのは、やはり写真は技法や理論だけで攻めてもだめと思ってる自分がいたからでしょう。「ユ~アンドミ~アンド回転回♪」というキャッチフレーズには寒気がしました。

言葉じゃない何か、は大橋仁さんが見事に見せてくれました。
正直かなり圧倒されました。しかもただの「波」の写真に。大橋仁さんの波の写真は雑誌で見たことがあったけど、本物の写真がここまで圧倒的とは思いも寄らんやった。波と言うか、海面に太陽光が反射してる写真なんやけど。半端なかった、まじで。1メートル×1メートルの波が四枚輝いてた。極上でした。
それからバンコクの風俗嬢と(おそらく)ヤリながら撮った写真たち数十枚。ぜんぜんエロとかそんなんじゃなく、風俗嬢ってやはりマイナスイメージが強いけどここに写ってた彼女たちはとても綺麗な瞳をしていた。もうこれ以外言いようがないくらいの、少なくとも大橋仁さんの前では彼女たちはキラキラに輝いてました。人間味のある、すごくストレートな輝き。
被写体にはいつも正面から向かうスタンスの大橋仁さん。ただひたすらそれを積み重ねてきたからこそ表面だけじゃない写真になったんだろうなぁ。
あーなまなましかった。
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by i_photograph | 2008-02-02 02:29 |


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